会陰ヘルニア

ヘルニア

●これはどんな病気?

肛門まわりの筋肉や膜が弱くなり、隙間ができて、直腸や脂肪などの臓器が飛び出してきてしまう病気です。
5歳以上の男の子に多く、遺伝や性ホルモンが原因であるといわれています。女の子ではほとんどみられません。
直腸が飛び出ると便秘になり、飛び出た部分に便がたまるため、肛門まわりが膨れてきます。
膀胱が飛び出てしまうと、尿が出なくなって命にかかわることもあります。

●どうやって治療するの?

根本的には外科手術が必要です。肛門まわりの筋肉どうしを縫い合わせて、隙間をなくし、臓器が飛び出してこないようにします。しっかりと隙間が埋まれば、不自由なく元通りの生活に戻ることができます。
しかしながら、様々な術式が考えられていますが、いずれも再発率が高いということがこの手術の難点です。
また、性ホルモンの関与も考えられるため、去勢をしていなければ去勢も同時に行います。

当院での実際の手術手技

①手術前の様子

肛門の右側の筋肉が緩くなっており、
直腸が飛び出ているため膨らんで見えます。
この子は便秘が主な症状でした。

②手術中の様子~筋肉の隙間の確認~

隙間がどのくらいあるのかを確認しています。
分かりやすくするため、ガーゼをつめてあります。

③手術中の様子~筋肉どうしの縫合~

肛門のまわりの筋肉と、骨盤の筋肉も使って
それぞれを縫い合わせ、隙間を埋めた様子です。

④手術後10日後のようす

傷の状態もきれいで、便も正常に出るようになり、
術後の経過としては良好です。


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